遺言作成サポート|音信不通の子どもを持つ父親から相続について相談を受けたケース
状況
父親は代々農業を営んでおり、住居用の土地、建物の他に、多くの田畑を所有していました。自分が亡くなったら、長男にあとを継いでもらいたいと思っていました。他の子供もそのことに異存がないことを確認していますが、音信不通の子供だけが心配でした。
音信不通になる前には、結婚して所帯を持つおりや、事業を立ち上げた際、何らかの資金提供をしていました。
司法書士の提案&お手伝い
①父親は、体力は衰えたものの、自分で車の運転はできないが、他人の手助けで移動はできる状態でした。そこで、公証役場へ行き、公正証書による遺言書の作成を勧めました。幸い父親には妹が二人おり、保証人となってもらえることを確認しました。
②当センターの司法書士が公証役場に連絡をし、依頼の旨を告げ面談日を調整しました。
③必要書類として申立人、保証人の戸籍謄本、住民票、印鑑証明書、相続させる者の戸籍謄本、住民票、また、不動産の登記事項証明書、評価証明書などを揃えました。
結果
公正証書による遺言書をもらうことができ、その数年後、父親が亡くなったので預貯金の解約や不動産の相続登記を、滞りなく済ますことができました。
遺言書作成サポートの料金について
サービス内容 | 費用 |
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遺言書作成サポート(自筆証書) | 50,000円~ |
遺言書作成サポート(公正証書) | 50,000円~ |
証人立会い | 15,000円/名 |
※ 公正証書遺言の場合、当事務書の報酬と別に公証役場の手数料が必要になります。
※ 財産の総額が5,000万円までとなります。5,000万円を超える場合は1,000万円毎に約1万円が加算されます。
※ 急を要する場合、通常の業務に優先して業務を行う必要がある場合は、報酬が一定割合加算されます。
遺言執行サポート
サービス内容 | 費用 |
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遺言執行サポート | 遺産評価総額の1.0% |
※ 遺産額に関わらず、報酬は最低30万円からとなります。
※ 遺言書保管料:10,000円/年(当方を遺言執行者に指定頂いている場合は無料です。)。
※ 諸証明発行等の実費は別途かかります。